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フラファン必見!!

ヒロのクムフラ、アンティ・マイレのマヌカイ独占インタビュー

 

ヒロ生まれのクムフラ、アンティ・マイレ・ヤマナカは、オアフ島で多くのクムフラを育てたアンティ・マイキのもと10年間師事。フラ、チャンター、そしてハワイ伝説のストーリー・テラーでもあり、数多くのハワイ文化を教えるクムフラです。生きたフラとハワイ文化をここハワイ島で教える彼女に、マヌカイが独占インタビュー。 (アンティは、2011年4月の「フラ・レア・マガジン」にも、ご紹介されています。)

 

 

 

 

 

Q1:マイレ、という名前の意味は?
私のオアフ時代のフラの先生、アウンティ・マイキが名づけました。 2つの意味があります。ひとつは、マイレという植物が、種から芽を出し、じゅうぶんに育つのに1年かかり、またそれは山に向かって伸びていくという様子のことをあらわしていること。 
もうひとつは、家の4隅と中央に置かれる柱を意味しています。ハワイの建築で多いのが、主柱になる木と、それを支える石で作られている設計で、その石の土台のことを「Maile Stone」というのです。
つまりは、土台にこの柱が立ってはじめて、家が建つということです。

Q2:フラを始めたきっかけは?
もともとヒロのプレスクール(幼稚園)に通っていた頃、Beamer’s Studioという、ノナ・ビーマーのお母さん、ルイーズが持っていたハラウに、毎週土曜日通っていました。3歳~7歳のクラスで、Kawikaなどのカヒコもそこで教えてもらったのです。私はフラが大好きになって、1つの曲を教えていただくと忘れることはまずありませんでした。
ところがBeamer’s一家がある日、ワイメアに引っ越すことになったので、突然、楽しみにしていたフラをやめなくては ならなくなったのです。ワイメアに通ってもいいか、両親に尋ねたがもちろん、断られました。ガソリン代も高いし、毎週行くことはできないので、フラを習うことができなくなりました。
でも自分が何よりフラが好きだ!という気持ちをその時確認しました。ハラウはやめたけれど、私はフラはやめない、と心に決めたのです。

Q3:その後はどうされましたか?
ヒロでは定期的にフラを学ぶことができませんでしたが、オアフ島のマノア大学に進学し、フラ学科を専攻していました。 19歳のとき、カレッジでは、フラとウクレレとサーフィンができればScholarshipを与えるといわれて(笑)。フラとウクレレだったらできるというと、突然ステージで踊るよう頼まれたのです。それで一所懸命また勉強しました。カヒコを踊ることになり、私はルイーズ先生から3歳のときに習った曲をなぜか覚えていて、そこで踊ることになりました。
何より自分の関心はフラだということを知っていました。ライブラリーではハワイアン関連の本はすべて読みあさりましたよ。
また、Ka Leo Hawaiiというラジオ番組があり、ハワイ語で話していたがそれもいつも聞いていました。

Q4:アウンティ・マイキを最初に訪ねたきっかけ?
当時の同級生(Uluwehi Mahiehieなど)が学生時代、カヒコを学びたいならアウンティ・マイキのハラウに行ったらどうかと提案してくれたのがきっかけ。当時はハパ・ハオレが人気の時代で、だれもカヒコを教えていなかったんです。アウンティ・マイキにさっそく電話をしたら、「では、火曜日5時にいらっしゃい」と言われました。 結局、リストがいっぱいだったので、グレイシャスのクラス(50~80代の人が生徒)に入れていただくことになったのです。

Q5:ハラウでの体験?
フラだけでなく、バックステージや、ハラウの世話役、人間関係をとりもつ仕事まで(笑)、ありとあらゆることを経験させていただきました。
ドレスをつくり、山へ行って花をつみ、レイを全員分作りました。グレイシャス・クラスでは、一番若い生徒だったので、いつもジーンズで動きまわっていました。学期の終わりに、火曜日のクラスへ移動していい?と聞きましたら、アウンティにNoと言われました。「みんながあなたのメモリー(記憶)を必要としているから」というのです。
結局、アウンティ・マイキにぴったりとついて、10年間修業をつむことになったのです。おそらく他の生徒が経験できないことを、アウンティ・マイキから、いろいろ直接教えていただきました。

Q6:ウニキ(卒業)はいつされたのですか?
1979年、ロバート・カジメロたちといっしょの世代でしたが、ウニキ(卒業)を受けました。ですが、私はハラウに残って、アンティ・マイキのお世話を続けることになりました。ハラウの中の人間関係や生活の状態などをチェックする、人生のコーチングから、ハラウでお互いがうまくいくためにアロハ(愛)をもち、協力しあうことをコーチングする仕事をしたり。 ホ‘オパ’ア(チャンター)としても従事しました。その頃、マプアナ・デ・シルヴァさんがちょうどハラウにいらっしゃっていましたよ。

Q7:アウンティ・マイキから学んだことで最も大切なことは?
To be genuine, pono, integrity come from aloha. 純粋であること、ポノであること、正直で清廉であること。 彼女はカトリック教徒でとてもスピリチュアルな側面をもっていた方です。フラとはまた自由な側面があり、どんな人生の状況にあっても スピリットとつながりをもち、それに感謝して、おだやかな気持ちで踊ることが大切と教えられたのが印象的です。 クラスの中では、その人の人生そのものがフラであることを、いつもよく教えていました。たとえば、ハッピーという気持ちなら、あなたのからだや表情をつかって、どうあらわすのか・・?それを学ばせるレッスンもありました。 フラを、実践的なレッスンとして教えていただいた自分は、おそらく一番恵まれていたと思います。家族のようにお世話してくださったマイキ先生にとても感謝しています。

Q8:チャンティングレッスン
ハワイ文化は口承文化。よく聞くこと、聴覚のトレーニングが大切です。間違えると、オリの内容とは違う存在、エネルギーを呼ぶことになってしまいますので。発音も大切です。日本語と同じで、発音によって、言葉はまったく別の意味になります。
日本へフラを教えに行ったときに、生徒さんがパーウースカートのことを、pā‘ū(スカート)ではなく、pau(終わり)と発音されていたので驚いたことがあります。

Q9:ワークショップで体験できること?
アンティ・マイキのもとで教えられたさまざまなことをみなさんとシェアします。フラ、チャンティング、レイやラウハラなどのメーキング・レッスン、ハワイ伝説や発音レッスン、ウクレレ、衣裳作りなど。 フラダンサーとして必要な勉強をあらゆる角度から学んでください。 なぜなら、それらはすべて、フラの一部だからです。 あなたのフラ経験がどのぐらいかを、まず教えてください。

Q10:日本の方へのメッセージ
フラはあなたの人生そのもの。あなたのフラを踊ってください。
あなたの人生を表現してください。
かたちや技術も大切ですが、フラにあなたの人生(いのち)を吹き込むことで、
フラは完成するからです。



以上、クムフラ、アンティ・マイレ・ヤマナカさんのインタビューでした。
ありがとうございました。

 

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